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[ 科学技術・大学 ]
国産ロケット性能高度化‐商業衛星対応で国際競争力
(2016/1/1 05:00)
日本の宇宙開発が新段階を迎える。国産ロケットによって２０１５年に商業用衛星が初めて打ち上げられたのを機に、衛星や探査機などを運ぶ国産ロケットに対する期待が一段と高まっている。注目されているのは２０年に打ち上げ予定の新型基幹ロケット「Ｈ３」。従来機を高度化し、商業衛星の運搬に適した性能にするなど、国際競争力の強化に向けて技術開発が続く。（冨井哲雄）
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Ｈ2Ａ ２９号機（ＪＡＸＡ提供）
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【背景】
Ｈ２Ａは打ち上げの成功率と、決められた日時に打ち上げを行った割合「オンタイム打ち上げ率」がともに９割を超え、信頼性は世界最高水準だ。現在２９機中２８機の打ち上げに成功している。
だがロシア、欧州、米国による衛星打ち上げ市場の国際競争は激しい。国産ロケットは技術力が評価されているが、海外に比べ打ち上げコストが割高であることが大きな課題だ。
さらに２０年にはロシアや欧州のロケットが後継機に移行する予...
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(2016/1/1 05:00)
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- 日本の宇宙開発が新段階を迎える。衛星や探査機などを運ぶ国産ロケットに対する期待が一段と高まる中、特に注目されているのは２０２０年に打ち上げ予定の新型基幹ロケット「Ｈ３」だ。
