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[ 自動車・輸送機 ]
(2016/1/4 05:00)
2016年は航空機関連の中堅・中小企業が部品の共同受注や一貫生産体制の構築を本格化する年となりそうだ。秋には三菱重工業のサプライヤー10社でつくる「航空機部品生産協同組合」が三重県松阪市で航空機部品の製造を始める。川崎重工業のサプライヤーも投資負担のかさむ表面処理設備などを共同利用するプロジェクトを進める。長年、航空機産業が指摘された「高コスト体質」からの脱却に向けた取り組みが動きだす。(名古屋・杉本要)
【複数企業が連携】
暮れも押し迫った15年12月中旬。岐阜市内に航空機の部品製造などを手がける全国22の航空機関連の中小企業団体が集まった。「国内航空機産業クラスターフォーラム」。中部経済産業局が主催したもので、2日間の日程で共同受注の体制づくりや品質保証のあり方などを議論した。全国の「クラスター」同士の連携を加速することも確認し合った。
航空機産業では複数企業による一貫生産体...
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(2016/1/4 05:00)
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