[ ロボット ]

ニコン、産業ロボ向けエンコーダーで海外展開拡大−売上比率5割に、中国FA化に照準

(2016/1/12 05:00)

ニコンはモーターなど回転体の角度検出などを行うエンコーダー事業で、海外展開を加速する。中国の産業用ロボットメーカーを主なターゲットに据え、現地の大手販売代理店を深耕する。現状2割弱の海外売上高比率を、5年後をめどに5割まで引き上げる。従来は日本市場中心に展開してきたが、人件費上昇やそれに伴う自動化ニーズにより成長する海外市場を積極的に開拓する。

中国・上海にあるエンコーダーの営業拠点を活用する。すでに2―3年前から現地の有力販売代理店との関係構築に着手しており、現在は数社と取引している。現地スタッフの拡充なども行い、さらなる関係強化や市場の深耕を推し進める。

ニコンのエンコーダーは精度の高さや薄型である点を強みとしており、日本メーカー中心に展開している。その一方、中国では現在、生産の自動化が進む中で現地ロボットメーカーの台頭やロボの高度化が加速している。

また産業用ロボだけでなく、工...

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(2016/1/12 05:00)

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  • ニコンはエンコーダー事業で、成長する海外市場を積極的に開拓する。

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