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[ 機械 ]
(2016/1/21 05:00)
碌々産業(東京都港区、海藤満社長、03・3447・3421)は、Ra(平均粗さ)3・0ナノメートルの面粗度を実現する工作機械を開発した。同社によると切削加工でRa3・0ナノメートルは世界首位級。従来機はRa18ナノメートルで、熟練者の手磨きでもRa6・0ナノメートル程度という。熱の影響を受けにくい装置本体に特殊なスピンドルを組み合わせた。
開発した微細加工機「アンドロイドII」は、粗加工から精密な鏡面仕上げまでを1台で完了できる。高精度の金型や精密機械部品の加工に向く。
加工精度に影響する熱対策として、主軸頭の熱を強制排気するなどの構造を採用した。主軸の発熱によるXY軸の熱変位量を従来機比20%低減する。
機械周辺や内部の温度を的確に把握するため、温度センサーによる測定を従来の13カ所から16カ所に増やした。
また、主軸の伸びが安定状態にあることを自動検知する機能を搭載。主軸が安定...
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(2016/1/21 05:00)
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