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[ 科学技術・大学 ]
(2016/3/4 05:00)
玉川大学量子情報科学研究所の研究グループは、自動運転に応用できる量子レーダーカメラの設計法を確立した。気象条件に依存せずに歩行者などの検知が可能。日本や欧州の自動車部品メーカーなどと協力し、実用化の可能性を模索する。14日からロンドンで開かれる量子物理学に関する国際会議の招待講演で発表する。
米国防高等研究計画局(DARPA)で開発された量子計測の原理を自動車用の量子レーダーカメラとして転用する理論を開発した。量子計測原理は、反射波の2次情報を利用して画像化する技術。これを実際の環境下における自動運転に適用した結果、約100メートルのセンサー領域をカバーするシステムが実現可能なことが理論的に確認できた。
ステレオカメラやミリ波レーダーなど従来の自動運転用のセンサーは、悪天候下で障害物の像をとらえることは難しい。これらのセンサーは通常、ターゲットに照射する光の反射波が運んでくる1次情報を...
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(2016/3/4 05:00)
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