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産業春秋/『春秋』欄

(2016/4/1 05:00)

古くからの読者の方は、小欄がかつて『工業春秋』だったことをご記憶と思う。1987年(昭62)4月1日に現題になった。工業を離れる気は少しもないが、幅を広げてみようという先輩の議論を覚えている▼その『工業春秋』は66年(昭41)4月1日、日刊工業新聞が東方電機(後の松下電送)製の国産新聞ファクシミリ1号機を導入して大阪印刷を開始したのと同時に始まった。つまり、きょうは1面コラム『春秋』欄の50歳の誕生日▼もっとも、その前日まで『工業春秋』は社説欄だった。1面コラムは『全波』、さらに前は『オールウエーブ』と名付けられていた。ラジオの全波受信機や真空管の全波整流器など戦後の最先端イメージがあったようだ▼『春秋』は古代中国の魯の史官の手に成り、孔子が加筆したという五経の一つ。その批判の態度は中正で厳しいとされ、小欄もこの精神をもって取り組みたいと最初の春秋子は記した。同時に「新しい革袋」で「読者にこれまで以上にうまい酒を提供したい」という狙いもあった▼小欄は論語でいう知命を迎えたが思いは当時と変わらない。4月からはさらに執筆陣が若返った。今後も、読者の皆さまに興味を持っていただける話題を伝えたい。

(2016/4/1 05:00)

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