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[ 自動車・輸送機 ]
(2016/4/4 05:00)
タカタ製エアバッグの不具合問題で、リコール(回収・無償修理)費用が最大2兆7000億円になる可能性が浮上している。自動車メーカー幹部は以前から費用の総額が「3兆円になる可能性がある」との認識を示しており、すでに織り込んでいたようだ。タカタは今後、車メーカーとリコール費用の負担割合を協議する見込みだが、巨額負担の可能性を見据えた交渉は難航しそうだ。
【3兆円も視野】
米通信社ブルームバーグが3月30日に関係者の話として報じた。報道によると、タカタは3月半ばに車メーカーと会合し、エアバッグを膨らませるガス発生剤に「硝酸アンモニウム」を使ったすべてのインフレーター(ガス発生装置)がリコール対象となった場合、費用は2兆7000億円になるとの試算を伝えた。試算はタカタが全額負担したと仮定した場合で、インフレーターの対象は2億8753万個と具体的な数字だったという。
これに対しタカタは3月31日...
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(2016/4/4 05:00)
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- タカタ製エアバッグの不具合問題で、リコール(回収・無償修理)費用が最大2兆7000億円になる可能性が浮上している。自動車メーカー幹部は以前から費用の総額が「3兆円になる可能性がある」との認識を示しており、すでに織り込んでいたようだ。タカタは今後、車メーカーとリコール費用の負担割合を協議する見込みだが、巨額負担の可能性を見据えた交渉は難航しそうだ。