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[ 化学・金属・繊維 ]
(2016/6/27 05:00)
木質繊維をナノメートルサイズ(ナノは10億分の1)にまでほぐしたセルロースナノファイバー(CNF)は、鉄鋼の5分の1の軽さで引っ張り強度は5倍以上。次世代の新素材として期待される。スギノマシン(富山県魚津市、杉野太加良社長、0765・24・5111)は、材料を甲殻類由来のキチン・キトサンにも広げ、バイオマスナノファイバー「ビンフィス」として展開する。同社初の機械以外の収益事業に育てる方針だ。
(富山支局長・渡辺大介)
ビンフィスの製法には主力のウオータージェットマシンの技術を応用した。木材パルプから取れるセルロース、カニやエビの殻などから得られるキチン・キトサンを水に分散させ、超高圧でノズルから噴射して微細化する。
その製法は、同社が2001年1月に特許を取得した「(液中の)対向衝突を確実に作用させる調整機構付噴流衝合装置」の技術をベースとしている。これにより、単繊維は直径約20...
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(2016/6/27 05:00)
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