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[ エレクトロニクス ]
(2016/7/12 05:00)
東芝のエネルギー部門を統括するダニー・ロデリック氏は、中国において原子力発電所建設関連で今後50件程度の受注獲得を目指す方針を明らかにした。中国では全体で200基を超える原発の新設計画があるとされる。東芝は傘下の米原子力大手ウエスチングハウス(WH)の技術を展開し、原子炉だけでなく周辺設備を含め中国で原発ビジネスの拡大を目指す。
ロデリック氏は6月に東芝エネルギーシステムソリューション社社長に就いた。WH会長を兼ねる。
中国ではWHが新型加圧水型軽水炉(PWR)「AP1000」4基の建設プロジェクトを進める。WHは中国の国有企業である国家核電技術(SNPTC)にAP1000の技術を供与している。
中国政府は新設する原子炉について、今後は国産化を進める方針。ロデリック氏は「事業スコープ(領域)は変わってくる」と述べ、原子炉の周辺装置の受注獲得にも意欲を示した。現在、8カ所で監視計装制御...
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(2016/7/12 05:00)
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