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[ 科学技術・大学 ]
(2016/7/27 05:00)
千葉工業大学が、地球の大気に降り注ぎ流れ星の原因となる塵やホコリを分析するプロジェクトを進めている。国際宇宙ステーション(ISS)に設置した流星観測カメラシステム「メテオ」が7日から観測を開始。小型ロケットを地上から飛ばし上空100キロメートルの塵やホコリを回収するための試みも始まった。こうした塵を放出する母天体の解析により、惑星探査に匹敵する成果が期待される。
(冨井哲雄)
【上空100kmを観測】
願い事を唱えると叶うとされる流れ星。その正体は、彗星(すいせい)や小惑星が放出する塵が地球の大気にぶつかった際の発光現象だ。こうした現象は地球の高度100キロメートル付近で起きている。
惑星探査研究センターの荒井朋子上席研究員らは、ISSの米実験棟「デスティニー」内に設置されたメテオで初期観測を開始した。観測対象は1ミリ―10ミリメートルの塵で、高...
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(2016/7/27 05:00)
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