夏に挑む／技術に秀でた中小企業（上）モノづくり、技術に磨き

独自の技術に成長の軸足を置く中小企業が輝いている。顧客やユーザーの課題解決に向け、この夏も技術に一層の磨きをかける。ＩｏＴ（モノのインターネット）など新しい時代の流れに敏感に反応する企業もある。優れたモノづくりの基盤技術を持つ中小企業と、その経営者の姿を３回にわたり紹介する。

【光源舎オートプロダクツ／幼児向けバス、内外装に工夫】

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  「子どもたちをほほえましい気持ちにさせたい」と斉藤社長

光源舎オートプロダクツ（北海道北広島市、斉藤賢一社長、０１１・３７５・３０００）は、主に幼稚園や保育園向け送迎バスの製造・販売を手がける。近年、改めて力を入れているのは成長の原点である「ドリームバス」。車体に動物や汽車の外観を立体的に施し、車内も一から作り替えるなど内外装に工夫をこらした幼児向けバスだ。

外観のデザインはオリジナルにこだわり、動物の丸みなど「かわいらしさ」を出すた...