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[ エレクトロニクス ]
(2016/8/23 05:00)
シャープの新体制がスタートした。22日に堺市の本社で会見した戴正呉社長は、経営再建のため「抜本的な構造改革をしたい」と強調した。事業ごとの経営責任を明確化する「分社化経営」で本社をスリム化し、人事評価制度を改革する。9月支給分から給与カットも廃止する。
戴社長は21日に幹部との戦略会議を約10時間実施。22日に社内向けメッセージを配布した。
シャープが商品企画・開発・販売に経営資源を集中し、調達・生産は鴻海グループがサポートする方針などを明らかにした。同方針に沿って、1―2週間で各事業本部が改革案を報告する。
個別事業ではIoT(モノのインターネット)技術による「スマートホーム」「スマートオフィス」に注力する方針。欧米で他社に供与しているシャープブランドの使用権を取り戻し、自社で参入する意向も示した。一方で赤字が続くディスプレーパネルや太陽電池事業への言及はなかった。
人員は「削減...
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(2016/8/23 05:00)
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