[ 政治・経済 ]
(2016/9/12 05:00)
(ブルームバーグ)ニューヨークで11日に開かれた同時多発テロの追悼式典で、体調不良を訴え退席した米民主党大統領候補、ヒラリー・ クリントン氏の病状について担当医師は、クリントン氏は肺炎にかかっており、式典中に暑さで体調を崩し脱水症状を起こしたと説明した。
クリントン氏の医師、リサ・バーダック氏は同陣営が発表した資料で、クリントン氏はアレルギーに関連したせきの発作に長く悩まされた後、9日に肺炎と診断されたと説明。クリントン氏は抗生物質を処方され、日程を調整して休息を取るよう指示された。
現場で撮影された動画にはクリントン氏(68)がシークレットサービスなどに支えられて車に乗り込み、式典会場を立ち去る様子が映されており、同氏の健康不安説が再び強まった。クリントン氏はせきの発作はアレルギーのためだと説明していたが、共和党は健康面で大統領としての適性に疑念を呈そうとしている。クリントン氏は2012年に脳震とうを起こし、その後血栓が見つかっている。
この日、式典会場を立ち去ったクリントン氏はマンハッタンに住む娘のチェルシーさんの住居に立ち寄った。その後、姿を現したクリントン氏は記者団に「気分はすごく良い」と語り、ニューヨーク北部チャパクアの自宅に向かった。
原題: Clinton Suffering From Pneumonia, Became Dehydrated at Event(抜粋)
(2016/9/12 05:00)