[ 政治・経済 ]

SIP、実用化・事業化前提の産学官連携が着々進行−防災や燃焼技術など11テーマ

(2016/9/23 05:00)

府省連携の国家プロジェクト「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)」が、新しい産学官連携の方向性を切り開きつつある。内閣府の総合科学技術・イノベーション会議(CSTI、議長=安倍晋三首相)が司令塔となり、実用化・事業化という出口を明確に設定した研究を推進。現在、プロジェクトは折り返し地点にあり、産業競争力に貢献すると産業界からの期待は大きい。

SIPの期間は2014年から5年間。遠い未来に実現する革新的な技術というよりも中期的に実現可能な技術をテーマに選定。産学官のリソースを結集して、早期に成果を出すことを目指す。

テーマはエネルギー、次世代インフラ、地域資源など11課題。例えばトヨタ自動車がプログラムディレクター(PD)を務める課題「革新的燃焼技術」はエンジンの熱効率50%以上への向上を目指す。開発した技術は18年度から基礎技術として順次、社会...

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(2016/9/23 05:00)

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