[ ロボット ]
(2016/10/5 05:00)
はじめ研究所(大阪市西淀川区、坂本元社長、06・4808・0686)は、二足歩行ができるコックピット内蔵型の全長4メートルヒューマノイド(人型)ロボット「43号機」の開発にめどをつけた。現段階で、外部コントローラーの操作による二足歩行に成功。今後、コックピット内に人が搭乗した状態で歩行試験と改良に着手し、来春をめどに歩行デモンストレーションを行う。二足歩行する人型ロボットでは世界最大級。
これまでに商用化した人型ロボットから、歩き方のロジックを変更し制御を刷新。協力会社とアクチュエーターを開発し、モーターの応答速度も高め、巨大ロボットの歩行で課題となる安定性を確保した。
足裏には衝撃吸収ゴムを採用。毎分4メートルで歩行する。ロボット頭部と肩に設置したカメラの映像をコックピット内でディスプレーを見ながらジョイスティックなどで操作する仕様にしている。
4メートルの43号機は2010年に開発をスタート。精密金型製作の三木製作所(大阪市西淀川区)、検査装置製造の吉則工業(同)、精密板金加工のニシザキ(同)など協力会社が部品製作や関節部疲労試験を担当している。
(2016/10/5 05:00)