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[ 商社・流通・サービス ]
(2016/10/5 05:00)
リプロセルと柴又運輸(東京都江戸川区、鈴木正博社長、03・3673・0522)は、ヒトiPS細胞(人工多能性幹細胞)から作った心筋などの細胞を凍らせずに恒温輸送するサービスを製薬会社や研究所向けに月内に本格展開する。凍結による細胞の壊死(えし)や品質低下を防止できる。現在、生の状態の輸送は人が手に持って運んでいる。輸送専門会社による恒温輸送の開始で、創薬や再生医療の研究に弾みがつくと期待される。
輸送対象はiPS細胞由来の心筋細胞と神経細胞、肝細胞の3種類。横浜市にあるリプロセルの研究所で作製する。
柴又運輸は、さいたま市と大阪府東大阪市の拠点に、恒温輸送の専用車を配備する。冷凍や解凍処理などが必要な従来の凍結輸送と比べ、新方式ではトータルの輸送コストで1−2割の削減が可能とみている。
細胞の輸送では振動が大敵となる。柴又運輸の専用車は荷室に防振台を設置。さらに専任の熟練運転手が担当...
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(2016/10/5 05:00)
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