[ ロボット ]

Japan Robot Week 2016・紙上プレビュー(2)北陽電機ほか

(2016/10/7 05:00)

【周囲の環境認識測域センサー/北陽電機】

北陽電機(大阪市中央区)は、ロボットの外界センサーとして利用が広がっている、測域センサー(写真)の機能改善モデルを中心に展示する。測域センサーはレーザーを使って周囲の人や物の位置や動きなどを検出して環境認識を行う。同社は測域センサーのパイオニア。技術力をアピールして採用につなげていく。

【自律走行ロボ最適経路で清掃/アマノ】

アマノは人手不足対策と清掃業務の効率化に貢献するロボット掃除機「RcDC(アールシーディーシー)=写真」を展示する。自律走行機能を搭載し、あらかじめ設定した清掃エリアを最適な経路で清掃する。タブレット端末で手軽に設定可能。作業者による操作レベルのムラを軽減できる等、効率の良い清掃作業を支援する。

【働くロボ展示人と共生議論/NEDO】

  • NEDOが支援する電気通信大学の」子育て支援ロボ「ChiCaRo」

新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)はインフラ保守や育児支援、細胞培養などのロボットを約10体出展する。家庭や公共、工場など幅広い場面で働くロボットの姿を展示する。同時にフォーラムで市民対話の場を設け人とロボットが共存するための社会制度やルールを議論する。ロボットの社会受容性を広げていく。

【音声で高齢者の寝たきりを予防/神戸医療産業都市】

神戸市が推進するバイオクラスターの神戸医療産業都市のブースでは、旭光電機(神戸市中央区)の高齢者の寝たきりを予防する「ロコモティブシンドローム予防ロボット=写真」などを出展する。かわいい人形が音声で予防運動を誘ったり、運動中に励ましたりする。運動結果をメール通知でき、見守り効果もある。

【大賞受賞のアシスト台車を展示/西部電機】

西部電機は、ロボットと物流機器を融合させた「ロボティクス・マテハン」の事例を紹介する。中でも日本MH大賞を受賞した「電動アシスト台車」の実機を目玉の技術として出展する。物流現場において負担が大きい、台車作業の発進・停止を電動アシストし、作業の労働負担を軽減する「軽労化」に役立つ提案をする。

(2016/10/7 05:00)

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