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(2016/10/18 05:00)
■ランキング・ベスト10(10/10~10/14)
1位 私の研究は科研費に支えられた−総額18億円の支援が大隅氏のノーベル賞受賞に結実
2位 宇宙太陽光発電システム、JAXAが要素技術実験に成功−電力送り、ドローン飛ばす
3位 IHIなど、セラ複合材で高圧タービン翼−航空機エンジン用に来年度試作
4位 三菱ふそう、大型観光バスの変速機をAMTに一本化
5位 NEDOなど、水から水素生成の人工光合成で変換効率3%達成
6位 サムスン危機、部品警戒−「ノート7」製販中止
7位 【熊本地震】ソニー、熊本工場が完全復旧−出荷回復、下期にフル生産へ
8位 iPhone7、在庫不足解消で販売堅調−大手と格安スマホの顧客奪い合い激化
9位 ロボ・AI融合で進化する無人搬送車−物流・生産現場を「賢く」効率化
10位 トヨタ・スズキ、提携検討−エコカー・自動運転技術にシナジー期待
■解説:サムスン危機、部品警戒−「ノート7」製販中止
人気スマートフォン「ギャラクシーノート7」の異常過熱・発火事故をめぐって、製造元の韓国・サムスン電子や日本企業を含むサプライヤーへの打撃が長引きそうだ。同社は14日、ノート7の生産打ち切りに伴い、営業利益への悪影響が来年3月までの3四半期で約5500億円に達するとの見通しを明らかにした。それに加えてブランドイメージの低下も避けられず、アップルや4日に独自の新型スマホ「ピクセル」を発表したグーグルなどといった競合に有利に働くとの観測もある。
サムスンとサプライヤーにとって悩ましいのは、発火の原因がはっきりせず、交換した機種でも事故が起こったことだ。そのため、蓄電池本体ではなく、そもそも機種本体の設計ミスではないかとの見方も出ている。今後同じような事故を避け、ブランド復活のためにも、生産打ち切りで終わりにせず、徹底的な原因究明が求められる。
(2016/10/18 05:00)