[ ロボット ]
(2016/10/20 05:00)
経済産業省と日本機械工業連合会(日機連)などは19日、社会課題の解決に貢献するロボットや関連の取り組みを表彰する「第7回ロボット大賞」の表彰式を、東京・有明の東京ビッグサイトで開催中の「Japan Robot Week2016」会場内で開いた。
経済産業大臣賞のMUJIN(東京都文京区)、厚生労働大臣賞のサイバーダインなどの六つの大賞を含めて合計15件を選出。モノづくりや医療、介護、物流などの場面で活躍するロボット関連技術をたたえた。会場には各受賞者の技術を紹介する合同展示コーナーも設けた。
式では糟谷敏秀経産省製造産業局長がMUJINの滝野一征最高経営責任者(CEO)と出杏光魯仙(であんこうろせん)最高技術責任者(CTO)に表彰状とトロフィーを授与した。滝野CEOは受賞者を代表し「ロボット産業に携わる者の使命は、生産性向上への貢献と若い人材を製造業などに呼び込むこと。今回受賞した企業には人材が集まり、それにより技術が集まり、パートナーが集まり、技術革新につながる製品やシステムができあがる。良いサイクルをつくり、使命を果たして社会貢献したい」とあいさつした。
サイバーダインの山海嘉之社長は「受賞は光栄。今回から五つの大臣賞が加わり、多彩なロボットが表彰された印象がある。『役者』が増えてこれからのロボット社会実現への期待感が増した」と感想を述べた。
日機連の岡村正会長は「受賞者に訴求力のある企業がそろった。応募者数も前回の倍、151件に増え、ロボット関連の広がりを感じる」と受賞者らをたたえた。
展示コーナーでは中小企業庁長官賞の幸和製作所などの自動制御機能付き歩行補助機器「リトルキーパス/ロボットアシストウォーカーRT.1」の実機体験ができるコーナーや、宇都宮大学とアイ・イートの自走式イチゴ収穫ロボットのデモなどに人だかりができていた。
(2016/10/20 05:00)
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