高性能産業資材海外販売に意欲−矢野京大教授、ＣＮＦで講演

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京都大学生存圏研究所生物機能材料分野の矢野浩之教授（写真）は、１９日に東京ビッグサイトで開幕した「モノづくりマッチングＪａｐａｎ２０１６」（日刊工業新聞社主催）で、「セルロースナノファイバー（ＣＮＦ）が拓くモノづくり」と題して講演した。

ＣＮＦは木材や稲わらなどさまざまな原料から製造できる材料。自動車部材や電子デバイス、医療など向けの次世代の高機能繊維材料として注目されている。矢野教授は「高性能の産業資材を作り、海外に販売したい」と強調した。

また「世界で生産、消費されている年間３億トンのプラスチックのうち５％をＣＮＦに置き換えられれば、１５兆円のマーケットになる」と語った。