[ ICT ]
(2016/10/21 13:30)
(ブルームバーグ)米マイクロソフトの7-9月(第1四半期)決算では、売上高と利益がアナリスト予想を上回った。クラウドベースのソフトウエアやサービスの需要増が寄与した。
20日の発表資料によると、1株利益は一部項目を除いたベースで76セント。調整後の売上高は223億ドル(約2兆3200億円)。ブルームバーグが集計したアナリスト予想平均は1株利益が68セント、売上高は217億ドルだった。
サティア・ナデラ最高経営責任者(CEO)は、データセンターへの投資と、法人向けクラウド製品の「Azure(アジュール)」と「Office365」の販売促進のための 提携を進めている。パソコン(PC)需要は依然として低迷し携帯電話事業の取り組みは頓挫したものの、Azure収入が2倍強に伸びたことが予想を上回る業績につながった。
マイクロソフトの株価は決算発表後の時間外取引で一時5.8%上昇。20日の通常取引終値は0.5%安の57.25ドル。
エイミー・フッド最高財務責任者(CFO)は決算発表後、「クラウドへの移行は、ここ何年もの間で最大の市場機会だ」と述べ、「当社の全体的収入を成長させ利益を出す好機だ」とコメントした。同CFOはまた、1株利益が予想を上回った理由の半分は好調な売上高だと述べ、残り半分は予想より低い税率やその他の利益に関連するものだと説明した。7ー9月期の純利益は46億9000万ドル(1株当たり60セント)に減少した。
原題: Microsoft Sales, Profit Top Estimates as Cloud Demand Soars (1)(抜粋)
(2016/10/21 13:30)