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[ 医療・健康・食品 ]
(2016/10/27 05:00)
核酸医薬品への期待が高まっている。低分子医薬品や抗体医薬品では狙いにくい治療標的にも対応できると考えられていることが背景の一つだ。製薬企業が研究開発を強化しており、関連産業でもM&A(合併・買収)や原料ビジネスの拡大などの動きが出てきた。核酸医薬が新しいモダリティ(創薬手法)として定着するか注目される。(斎藤弘和)
【がん治療に活用】
協和発酵キリンは、がん治療に核酸医薬品を活用する考えを掲げる。核酸医薬品はDNAやリボ核酸(RNA)の構成成分である塩基を組み合わせて合成した医薬品。2本鎖RNA(siRNA)を標的のがん細胞へ送達する仕組みの臨床試験を、2018年までに始めることを目指している。
siRNAは、生体内のたんぱく質を生成するメッセンジャーRNA(mRNA)を切断できる。がん細胞の生存や成長に関係するmRNAを切断すれば、がん細胞は必要なたんぱく質を得られなくなり、結...
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(2016/10/27 05:00)
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