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[ 化学・金属・繊維 ]
(2016/11/11 05:00)
【名古屋】トヨタ紡織は10日、耐衝撃性の高い樹脂の事業化に関して三井化学と業務提携を検討すると発表した。トヨタ紡織が開発した「高耐衝撃プラスチック」を衝撃改質剤として活用。三井化学の材料技術や両社の販路を生かし、自動車をはじめ産業、一般向けに広く用途を開拓する。
高耐衝撃プラスチックは2013年にトヨタ紡織と豊田中央研究所(愛知県長久手市)が共同開発した。植物由来のポリアミド11(PA11)、石油由来のポリプロピレン(PP)、相溶化剤からなる複合材料で、衝撃強度は世界最高レベルとしている。
トヨタ紡織はこの材料を使い、従来と比べて3割軽い自動車ドアトリムや内装品の提案を始めた。
今後は三井化学との協業により、耐衝撃性が求められる他の自動車部品や産業財、消費財市場への採用拡大を目指す。
(2016/11/11 05:00)
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