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[ 環境・エネルギー ]
(2016/11/23 10:00)
島全体の電力を太陽光発電パネルで供給する米ソーラーシティのマイクログリッドプロジェクトが始動した。同社が22日、公式ブログで発表した。南太平洋に浮かぶ米領サモアのタウ島に、太陽光発電パネルと電気を蓄えるリチウムイオン蓄電池を1年がかりで設置したもので、これまでのディーゼル発電機に代わり、600人近い島民が暮らす島の電力をほぼ100%再生可能エネルギーで賄う計画という。
ソーラーシティは米テスラモーターズのイーロン・マスクCEOが会長を務め、今週に入りテスラが26億ドルで買収を完了した。
島に導入されたのは、ソーラーシティおよびテスラの太陽光発電パネルで構成された合計出力1.4メガワットのメガソーラー(大規模太陽光発電所)と、計6メガワット時の容量を持つテスラのリチウムイオン蓄電池「パワーパック」60基。住宅だけでなく、病院や小学校、高校、警察署、消防署、地元企業まで含めて、このマイクログリッドで電力を供給する。
設備導入に伴う資金は米領サモア経済開発局と米環境保護局(EPA)、米内務省が提供し、米領サモア電力局が施設を運営する。
(2016/11/23 10:00)