[ 人物 ]
(2016/12/10 05:00)
関西経済同友会は9日、蔭山秀一代表幹事(60、三井住友銀行副会長)の後任に黒田章裕コクヨ会長(67)を内定したと発表した。2017年5月に開く通常総会を経て正式に就任する。任期は1年だが、2期務めるのが慣例。蔭山氏の要請に応えたもので、もう一人の代表幹事である鈴木博之丸一鋼管会長(70)とタッグを組んで関西の発展に向けた提言活動に取り組む。
黒田氏は「会員とともに関西の経済をより良くする役割の一端を担えるのは大変栄誉なこと。提言が具体的な行動に結びつくような取り組みをしていきたい」と抱負を述べた。
同友会では常任幹事、企業経営委員会委員長などを務めてきた。関西企業が、海外進出を実施・加速するための方法や求められる政策支援などに力を入れている。関西版ベンチャーエコシステム委員会の副委員長としても活動している。
【略歴】黒田章裕氏(くろだ・あきひろ)72年慶大経卒、同年コクヨ入社。77年取締役、81年常務、85年専務、87年副社長、89年社長、15年会長、67歳、大阪府出身。
(*記事を一部修正しました)
(2016/12/10 05:00)