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[ 建設・住宅・生活 ]
(2017/1/16 05:00)
鹿島が開発し、新宿三井ビルディング(東京都新宿区)の屋上に設置した、おもりを使った超大型制震装置「ディースカイ=写真」が想定通りの制震効果を発揮した。2016年11月22日に発生した福島県沖を震源とする地震(マグニチュード7・4)において、設置前のシミュレーション結果と比べると、地震継続中における建物の振幅の平均値はおおむね半減した。
ディースカイについて、設計時の解析モデルと実際の制震装置の挙動を比較した結果、建物の揺れ、制震装置の挙動が一致。制震効果は設置前のシミュレーション結果と観測結果でみると、建物における揺れの振幅の最大値は約30%低減した。 ディースカイは15年4月、新宿三井ビルディングに設けた超大型制震装置。屋上部でのおもりによる制震は国内で初めて。振り子式の約300トンのおもりを6基設置した。おもりがビルの揺れと逆方向に振れることで、ビルの揺れを相殺する。超高層ビルの上部を大きく揺らす長周期地震動対策に有効とされる。
(2017/1/16 05:00)
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