[ ロボット ]
(2017/1/20 05:00)
安川電機は年内に人と共存できる産業用ロボット「モートマン―HC10=写真」を投入する。第三者認証機関による安全認証を取得したため、近く発売することを決めた。各軸にトルク検出機能を備え、人などとの接触を敏感に検知できるのが特徴。安全柵で囲わずに人と同空間で稼働できる。2015年に公開した試作機の設計を改め、より細身な仕様にした。工作機械へのワーク(加工対象物)供給、その他工場内搬送などでの利用を見込む。
ドイツに本部を置くテュフラインランドジャパン(横浜市港北区)の安全認証を取得した。これを受け、柵で囲う必要のないロボットとして拡販する方針だ。6軸全てに設けたトルク検出機能により、障害物と接触すると即座に自動停止することが可能。十分な安全機能が確認されたため、試作機で用いていた軟らかい樹脂製のカバーを廃止し、より細身なアーム構造にした。これにより省スペース化、干渉の低減などを可能にしている。可搬質量は10キログラム。
(2017/1/20 05:00)