キッコーマン食品、“食べるしょうゆ”再投入−フリーズドライ加工でパウチ容器入り

• 

キッコーマン食品（東京都港区、堀切功章社長、０３・５５２１・５１２２）は、フリーズドライ加工したしょうゆを使った“食べるしょうゆ”の新商品を、２月１３日に発売する。

同社は“食べるラー油”が流行した２０１１年に、同様のしょうゆ加工商品を発売したが、その後、販売を終了した経緯がある。消費者の調味料に対する需要が多様化しており、差別化できると見て改めて挑戦する。

キッコーマン食品が投入する「サクサクしょうゆ＝写真」は、フリーズドライ加工を施したしょうゆフレークにフライドガーリックやタマネギ、油脂などを合わせた。

米飯にかけて食べるほか、サラダやパスタにも使える。容量９０グラムのスタンディングパウチ容器入りで、消費税抜きの価格は３１５円。

前回の食べるしょうゆ終売で「『なぜやめるのか』との声を数多くいただいた」（キッコーマン食品）という。１３年に発売した特定保健用食品の「まめちから大豆ペプチドしょうゆ」などとともに、しょうゆの新たな市場を開拓する。

スーパーの店頭では、米飯向けに売り込むふりかけや瓶詰め佃煮といったコーナーでなく、調味料のしょうゆコーナーで展開したい考えだ。