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[ 医療・健康・食品 ]
(2017/2/2 05:00)
日本コカ・コーラは1日、炭酸飲料「コカ・コーラ」ブランドで、3月27日に特定保健用食品(トクホ)「コカ・コーラ プラス」を発売すると発表した。同ブランドでトクホ商品を出すのは初めて。「日本の消費者は世界的に見ても健康意識が高い」(ティム・ブレット社長=写真)ことに加え、高付加価値を強調し店頭価格を引き上げたい思惑もある。
ティム・ブレット社長は同日の会見で、日本の飲料市場が過当競争により「ここ20年、価格が下がり続けているのが実情だ」と指摘。その上で「炭酸飲料市場のリーダーとして価格の安定化に努めなければならない」と話した。
炭酸飲料や飲料市場全体は、少子高齢化などを背景に飽和状態に達したとの観測もある。だが「技術開発や刺激的なマーケティング戦略を提供できれば、日本市場でも十分、成長ができる」との認識を示し、日本市場には引き続き積極投資していく方針だ。
トクホコーラのプラスは開発期間に6年をかけ、難消化性デキストリンの働きで食事からの脂肪吸収を抑える。470ミリリットルのペットボトル入りで、消費税抜きの価格は158円。キリンビバレッジもトクホのコーラを2012年に発売した。
(2017/2/2 05:00)