トヨタ・スズキ提携合意−「環境・安全」や「商品補完」検討

トヨタ自動車は６日、スズキと業務提携の具体化に向けて検討を始めることで合意したと発表した。両社は２０１６年１０月から協力関係の構築に向け検討を進めてきた。今回、「環境」「安全」「情報」の各技術や「商品・ユニット補完」など広範囲の分野について協業の実現に向け検討に入ることで合意。資本提携については「ゆっくり考えたい」（早川茂トヨタ取締役専務役員）とした。

今回の発表は「フィージビリティースタディーの入り口に立った」（同）という位置づけ。トヨタの豊田章男社長は「世界中のあらゆる人が移動の楽しさを実感し笑顔になれる『未来のモビリティー社会』の実現に向けて協力していきたい」とのコメントを出した。スズキの鈴木修会長は「将来技術の開発に懸念を抱えるスズキから求めた提携関係についてトヨタは熱意をもって協議に応じてくれた」とコメントを公表。

豊田社長は１０月の会見でスズキとの提携を「仲間づくり」と...