[ 科学技術・大学 ]

北見工大など、滑走路の積雪を即時把握する監視システム開発

(2017/2/10 05:00)

北見工業大学、宇宙航空研究開発機構(JAXA)、センテンシア(東京都武蔵野市、大前宏和社長、0422・59・1215)は、空港滑走路の積雪状況をリアルタイムで把握するモニタリングシステムを開発した。埋設型センサーの発光部から地上に光を照射し、散乱の様子から雪の厚さや雪質を特定。飛行機の離着陸の安全性向上に役立てる。このほど屋外試験を開始、5年程度での実用化を目指す。

北見工大の原田康浩准教授と館山一孝准教授、JAXAの神田淳運航安全技術研究リーダ、センテンシアの共同研究の成果。新システムは滑走路に沿って、地表の高さにガラスを置いたセンサー部を埋め込み、積もった雪を下から調べる。発光部で光を照射し、雪によって跳ね返り散乱した光の強度分布を、受光部で1分程度で測定する。

低温室での実験では新雪、冷凍庫保存したもの、雪粒が霜に置き換わった「しもざらめ雪」などを使った。その結果、散乱光の広...

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(2017/2/10 05:00)

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