[ 地域経済 ]

都バスにナンバリング−外国人客利用を喚起

(2017/2/15 05:00)

  • 停留所では停留所名の多言語表記を増やすことで対応する(新宿駅西口停留所)

東京都は14日、漢字と数字の組み合わせで表記している都営バスの路線(系統)名について、英数字表記(ナンバリング)を2018年にも導入する方針を固めた。日本語に不慣れな外国人客も利用しやすいようにするためで、他のバス会社にも共通の表記を呼び掛ける。20年に東京五輪・パラリンピックを控える中、「観光にはバスが便利」とアピールし、新たな利用者層の掘り起こしを狙う。

都バスは現在、129路線を運行。路線名は、新宿駅西口―新代田駅前が「宿91」、錦糸町駅前―青戸車庫前が「錦37」などと表記している。都はターミナル駅のローマ字表記を縮めた「SJ91」「KN37」といった英数字で表すことを検討。現在の漢字表記は利用者や運転手らに浸透しているため、車両の行き先表示や案内板などには両方を記す。

一方、約1500カ所に上る停留所へのナンバリング導入は、停留所の新設や廃止がたびたび行われる現状では困難と判断。停留所名の多言語表記を増やすことで対応する。

週休2日制の定着や鉄道の新設などで、都営バスの1日当たりの利用者は1972年度の約130万人をピークに減少。近年は50万人台で推移している。

(2017/2/15 05:00)

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