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[ エレクトロニクス ]
(2017/2/16 05:00)
切り札なき「再建の道」
東芝が原子力発電事業を発端とする業績悪化の激流に流されている。15日には金融機関に協調融資の3月末までの延長を要請。三井住友銀行など主力3行は応じる方針だが、東芝は半導体メモリー事業の全面売却を視野に検討する。原発事業でも米子会社を統治できていない実態が明らかになりリスクはくすぶる。中核事業が消滅していく東芝に終着点は見えていない。
【吹っ切れた】
「過半数超えの決定は残念。しかし悔しがっている時間さえない」―。東芝幹部はどこか吹っ切れた表情でこう語った。
14日の記者会見では半導体メモリー事業を分社して設立する新会社の株式売却比率について、20%未満とした従来方針を転換。50%超の売却を検討する意向を示した。2017年3月期末での債務超過を回避す...
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(2017/2/16 05:00)
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