[ 政治・経済 ]
(2017/3/10 05:00)
米系不動産サービス大手のジョーンズラングラサール(JLL)は9日、世界とのつながりを強める主要都市の活力を分析した年次リポート「2017年版シティ・モメンタム・インデックス」を発表した。急速に変化している都市の1位にインドのベンガルールが初めて選ばれた。上位30都市中6都市を占めたインドの躍進が目立った。
ベンガルールはサービス型から高価値な製造業活動に移行し、急成長する新興都市としての評価が高かった。2位はベトナムのホーチミン、3位は米国のシリコンバレー。上位30都市の半分をアジア太平洋地域の都市が占めた。前年まで2年連続首位の英国・ロンドンは6位だった。
東京は37位と、前年調査の14位から大きく順位を下げた。同リポートは短期の社会経済的変化に重点を置いているため、すでに成熟レベルにある日本の都市はランキングで苦戦している。
同リポートは世界の134都市が対象。各都市の域内総生産(GDP)、人口、企業本社数など42の要素をもとに分析した。
(2017/3/10 05:00)