[ 人物 ]
(2017/3/13 13:00)
東芝機械は4月1日付けで、三上高弘取締役常務執行役員(57)が社長兼最高執行責任者(COO)に昇格する人事を固めた。飯村幸生社長(60)は会長兼最高経営責任者(CEO)に就くとみられる。海外事業の拡大に伴う企業統治体制の強化や、東芝の巨額損失問題による東芝グループからの独立などの理由から、新経営体制に移行する。
三上取締役は主力の射出成形機とダイカストマシンの成形機事業の責任者を務め、海外事業の拡大や収益改善に貢献してきた。飯村社長はリーマン・ショック直後の2009年に就任。市況が急変する中、いち早く業績を回復させた。併せて、射出成形機を中心に海外生産体制を整備。グローバル化を推し進めた。
【略歴】三上 高弘氏(みかみ・たかひろ)82年(昭57)立命館大理工卒、同年東芝機械入社。13年執行役員、14年取締役執行役員。15年取締役常務執行役員。京都府出身。
(2017/3/13 13:00)