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[ 自動車・輸送機 ]
(2017/3/14 05:00)
12日施行の改正道交法で、新たに「準中型」免許(車両総重量3・5トン以上7・5トン未満)が新設された。
ドライバーのなり手不足や高齢化が深刻化しているトラック運送業界の要望を受けたもので、免許区分が変わるのは中型免許ができた2007年以来。中型の取得条件は運転歴2年以上の20歳からだったが、準中型は運転経験がなくても18歳から取得できるため、若年層の就業拡大が期待されている。
準中型の新設により、普通免許の総重量の上限が従来の5トン未満から「3・5トン未満」に、中型の下限が5トン以上から「7・5トン以上」にそれぞれ変わった。既に普通免許を持っている人は「5トン未満限定」の準中型免許扱いになる。教習所で技能教習を4時限受けるなどすれば「限定」が解除され、7・5トン未満までの運転が可能になる。
準中型免許で運転できるのは、主に近距離の宅配やコンビニ配送などに使われている小型トラック。近年はインターネット通販の普及に伴う取扱量の急増で、とりわけ多頻度小口配送の人手不足は深刻さを増している。
全日本トラック協会の斎藤晃広報室長は「中型免許が導入された際、2トン車でも(装備によっては総重量が5トンを超えるため)普通免許で運転できなくなった実情があった。ドライバーを募っても入ってこないという事業者の声は多く、高齢化は深刻」と指摘。「準中型は、普通免許を持っていれば4時限の教習で運転ができるようになるため、30歳ぐらいの若い人でも取ってもらえるのではないか」と話し、裾野拡大に期待を寄せる。
(2017/3/14 05:00)
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