作業軽減へ女性係長奮闘！ デンソー北海道が生産改革

【札幌】デンソー北海道（北海道千歳市、根橋聖治社長、０１２３・４７・８８００）は、女性係長が率いるチームが工程設計を担当した吸気圧センサーの新たな生産ラインを稼働した。加工と加工の間の搬送距離を短くし、重いものを運んだり、しゃがんだりする動作を減らす工夫を施し、女性や中高年作業者の作業負担を軽減する。投資額は非公表。効率化を進めたことで、従来に比べて生産ラインの製作コストも２割程度削減した。

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新生産ラインは、製造部生産技術１課の木戸加奈子係長と男性３人のチームが手がけた。

機械の高さは約１５０センチメートルにそろえて、作業者同士の姿を確認しやすくしたほか、機械の不具合にも迅速に気付くことができるようにした。木戸係長は「シンプルな生産ラインを目指し、作業しやすい設計を心がけた」と話す。

吸気圧センサーの生産ラインはこれで５本目。最大生産能力は２割増を見込む。完成車メーカーの増産要...