[ 化学・金属・繊維 ]

三菱ケミカル始動(1)構造改革総仕上げ-高収益へ「準備できた」

(2017/3/21 05:00)

三菱ケミカルホールディングス(HD)は1994年の三菱化成と三菱油化の合併以来、23年間にわたり成長を渇望してきた。4月1日の三菱化学と三菱樹脂、三菱レイヨンの統合まで2週間を切り、構造改革は最終章を迎える。世界的な低成長時代に高成長を実現する準備は整った。あとは実行あるのみだ。(4回連載)

「我々は自ら成長を作り上げなければならない」。統合新社の三菱ケミカル社長を兼務する三菱ケミカルHD社長の越智仁はそう語気を強める。自動車や電機など日本の主力産業に追随していれば売り上げが自然と伸びた右肩上がりの時代はとっくに終わった。

越智は「成長を迅速に行う体制へ移行する」と3社統合の意義を訴える。「情電・ディスプレイ」など用途や市場ごとの事業体制に再編して、各社に分散していた研究開発、販売、生産技術の力を結集させる仕掛けだ。

ただ、社内リソースだけでは不十分だ。特にIoT(モノのインターネッ...

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(2017/3/21 05:00)

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