【おくやみ】内藤明人氏（リンナイ会長）

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【名古屋】リンナイの中興の祖、内藤明人（ないとう・あきと）会長が２０日に肺炎のため亡くなった。９０歳だった。密葬を近親者のみで行った。後日お別れの会を開く予定だが、詳細は未定。連絡先は同社総務部（０５２・３６１・８７９１）。喪主は同社社長で娘婿の弘康（ひろやす）氏。

  内藤氏は東大工学部卒業後、父秀次郎氏らが創業した燃焼機器製造の林内製作所（現リンナイ）に１９４８年（昭２３）に入社。５０年から副社長、６６年から社長を務め、同社製品の基礎となった独社特許技術の使用権取得、海外展開などに取り組んだ。「品質こそ我らが命」を徹底し、リンナイを燃焼機器製造の町工場から世界的なガス機器メーカーに成長させた。

ガス機器工業会会長、中部経済同友会代表幹事、名古屋商工会議所副会頭などを歴任した。８４年から２０１６年まで３２年間、名古屋産業人クラブ会長も務め、異業種交流と中小企業支援にも尽力した。