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[ エレクトロニクス ]
(2017/3/27 05:00)
日立製作所は米国の原子力発電設備事業に関連する減損損失約650億円を2017年1―3月期連結決算に計上する。米ゼネラル・エレクトリック(GE)と合弁で設立した米原発事業会社「GE日立ニュークリア・エナジー」(GEH)が、レーザーを使ったウラン濃縮技術の開発・事業化の中止を決めたため。日立が保有するGEHの株式40%分の資産価値が下がると評価し、減損を決めた。
17年3月期連結決算業績予想は据え置いた。2月に16年4―12月期連結決算を発表した際、今回の減損の計上を見据え、通期の業績予想に損失を織り込んだためだ。
ウラン濃縮技術を開発するのは、GEHが62・5%の株式を保有する米GE日立グローバル・レーザー・エンリッチメント(GEL)。今後、ウラン需要の拡大が見込めないなど市場が縮小しており、GEHが投資を打ち切ることにした。日立のGELへの間接出資分は、25%相当になるという。
今後、GEHはGELの売却や撤退も含めて幅広く検討していく方針。
(2017/3/27 05:00)
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