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[ 医療・健康・食品 ]
(2017/4/4 05:00)
ファーマフーズはニワトリの卵から得られる抗ピロリ菌抗体(IgY)を開発した。ピロリ菌保有者を対象としたピロリ菌IgY含有ヨーグルトの有効性試験では、毎日1個のヨーグルトを食べると、12週間後には尿素呼気試験法(UBT)の数値が平均で4割下がった。液卵や粉末化した抗ピロリ菌IgY含有の機能性食品素材として、食品メーカーなどへ販売を見込む。
有効性試験は京都産業21の中小企業R&D支援事業により実施した。900人を募集し事前検査を行い、最終的に抗ピロリ菌IgYを含む卵黄液2グラムを配合したヨーグルト(内容量110グラム)を摂取する20人、通常のヨーグルト(同)を摂取するプラセボ(偽薬)群20人で実施した。
ヨーグルトを毎日1個食べた12週後のUBT値は、抗ピロリ菌IgYを配合したヨーグルトを食べた群はUBTの数値が平均4割下がり、胃の中の菌数が約4割減ったことになる。プラセボ群のUBTは数%下がった。(京都)
(2017/4/4 05:00)
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