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[ 科学技術・大学 ]
(2017/4/4 05:00)
神奈川科学技術アカデミーの酒井雄樹常勤研究員、東京工業大学科学技術創成研究院フロンティア材料研究所の東正樹教授、ルンゼ・ユウ研究員、北條元助教(現九州大学准教授)らは、コバルト酸鉛を世界で初めて合成した。機能性酸化物の開発につながる。成果は米化学会誌ジャーナル・オブ・ザ・アメリカン・ケミカル・ソサイエティ電子版に掲載された。
研究チームはペロブスカイト型酸化物コバルト酸鉛を合成し、さらに、鉛とコバルトの両方が電荷秩序を持つという、これまで例のない新規の電荷分布を持つことを発見した。
鉛とコバルトのエネルギー準位を制御して特殊な電荷分布を持たせ、放射光X線と中性子線を用いた研究により、電荷の秩序構造を明らかにした。
電荷秩序が融解する際には、超電導や巨大磁気抵抗効果が発現することが多い。
(2017/4/4 05:00)
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