[ 機械 ]
(2017/4/11 05:00)
日本鍛圧機械工業会(日鍛工)がまとめた2016年度(16年4月―17年3月)の鍛圧機械の受注額は前年度比3・4%減の3299億4600万円となり、4年ぶりに減少した。板金系は設備投資を支援する政府補助金が一服し、同18・4%減の986億8000万円。ただ、日鍛工が年度目標としていた3100億円は超えた。日鍛工は「世界情勢が複雑化する中、非常に健闘した水準だ」と評価している。
3月にロシア向けでパイプライン用の大型案件があり、年度実績を押し上げた。同月は前年同月比25・8%増の434億5600万円で、03年以降では3番目の高水準だった。
16年度はプレス系が前年度比5・8%増の1545億1900万円。国内外ともに増加した。
板金系は国内が同20・9%減に落ち込む一方、プレス系は政府補助金や税制の効果が限定的で変動が少なかった。
板金系とプレス系を合わせた国内は、同9・0%減。輸出は、仕向け地別に北米が同27・0%増、中国が同34・7%減、インドが同25・3%増だった。
(2017/4/11 05:00)
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