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[ 科学技術・大学 ]
(2017/4/26 05:00)
メダカが群れをつくる仲間を判断する際、相手の形や色だけでなく、尾びれの動きや泳ぐ様子を総合的に観察していることが分かった。基礎生物学研究所(愛知県岡崎市)と九州大学研究チームが米科学誌プロスワンに発表した。
3次元のCG(コンピューターグラフィックス)でメダカの姿や動きを精巧に再現し、本物のメダカにみせる実験を行った。体の形や色、尾びれの動き、泳いで移動する様子をそれぞれ変えて反応を解析した結果、特定の要素が重要なのではなく、総合的に判断して群れる相手を選んでいることが分かった。
今回の実験では、あらかじめ撮影した本物のメダカの映像に基づき3次元CGを作製した。
リアルタイムで3次元CGの動きを操作したり、ディスプレーではなく水中に浮かぶように示したりできれば、視覚による行動の解明が進むという。
(2017/4/26 05:00)
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