[ 地域経済 ]
(2017/5/11 05:00)
【山形】山形大学発ベンチャー企業のベジア(山形県米沢市、城戸淳二社長=山形大教授、0238・26・3268)は10日、新潟県阿賀野市と連携して、常温乾燥技術を用いた新たな食品加工事業を始めると発表した。阿賀野市内の廃校の一角に実験施設を設置、今月から稼働する。地元産イチゴなど地域に密着した食材の粉末・乾燥化による付加価値の高い商品づくりを後押しする。
阿賀野市が内閣府の地域創生推進交付金を活用し、常温乾燥機1台を設置した。約1年間かけて地元の食材を使った商品化を検証する。市の協力を得て2018年4月には、ベジアが量産化に向けた加工工場の新設を目指す。
同社は16年に城戸教授らが設立した。山形大で生まれた独自の常温乾燥技術を用いた食品加工工場の全国展開を計画。実験施設の設置は今回が初めて。来春には山形大が米沢市内に開所する新施設にも常温乾燥機を導入する予定。
(2017/5/11 05:00)
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