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[ 機械 ]
(2017/5/19 05:00)
【ワーフェル(ベルギー)=杉本要】ジェイテクトは欧州で自動車の駆動部品の開発機能を強化する。約2億円を投じ、ベルギー工場を拡張。駆動用ギアや工作機械の研究開発専用スペースとし、2018年末までに順次稼働する。欧州車の電動化や将来の電気自動車(EV)普及に備え、駆動用部品の提案力を高める。
トルク感応型差動制限デフ装置「トルセン」を製造するベルギーのジェイテクト・トルセン・ヨーロッパ(JTRE)が隣接工場を取得。現工場を含む敷地面積を従来比約25%増の6万5500平方メートルに拡大した。拡張部分は主にトルセンの研究開発用スペースとする。
トルセンは車が曲がる際などにトルクをバランス良く配分し、車両姿勢を制御する装置。四輪駆動車(4WD)への搭載がほとんどだったが、高級車を中心に後輪駆動(FR)車や前輪駆動(FF)にも採用が広がっている。JTREはトルセンを年間約60万台製造しており、現在...
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(2017/5/19 05:00)
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