[ 政治・経済 ]
(2017/5/24 05:00)
厚生労働省は、障害者の自立を支援する機器開発を促進する。機器開発に対する助成対象として、2017年度に新たに障害者の就労支援機器を追加する。障害者の自立や社会参加を支援する機器や技術は、市場規模が小さく、モニター評価も行いにくいとされ、これまで製品化が進みにくかった。新たな施策により、支援機器の開発の活性化や実用化に弾みをつける。
就労支援機器の一例として、操作が容易で軽量の点字・点図ディスプレーや、音声認識と併用できる補聴システム、難聴用スピーカー、手話認識・翻訳機器などを想定する。事務所や工場での作業に使用できる就労・作業支援ロボットや災害時避難用機器なども対象とする。
開発例としては、テムザック技術研究所(鳥取県米子市、檜山康明社長、0859・30・4275)が鳥取大学と共同で開発した立位作業・就労支援ロボット「ロデム トリ」がある。歩行が困難な人が車いすで出勤し、職場で同ロボットに乗り換えて、立ち仕事もできるようになる。今後、ユーザーのニーズと技術のシーズが合致した機器の開発が期待される。
(2017/5/24 05:00)
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