ＪＳＡＴ ＭＯＢＩＬＥ、魚の大群を容易に探索できる漁業者向けサービス

ＪＳＡＴ　ＭＯＢＩＬＥ（東京都港区、依田栄一社長、０３・６４５９・１１７０）は、２０１９―２０年をめどに、衛星通信と飛行ロボット（ドローン）を活用した漁業者向けサービスを始める。衛星通信を活用してドローンを自律飛行させ、水面下に魚群が存在する目安となる海鳥の群れ（鳥山）を容易に探索できるようにする。これにより漁業の効率化を後押しする。

新サービスは衛星ネットワーク（東京都港区）の衛星通信機能を搭載したドローンを活用する。衛星通信を利用するため、地上の基地局の電波が届かない沖合でも飛行できる。漁船から半径１―２マイルの範囲をドローンが自律飛行し、ドローンに搭載したカメラの映像などを漁船で確認できるサービスを検討している。年内にも実証実験する。価格は未定。

「鳥山」は海鳥が海水面付近に集まっている状態を指す。水面下に魚の大群がいる証拠とされ、漁師は漁を行う際の目安にしている。これまで「鳥山...