[ ICT ]
(2017/5/31 05:00)
KDDIは30日、スマートフォンで家庭内の多様な機器を操作するホームIoT(モノのインターネット)サービスに参入すると発表した。米グーグルと連携し、音声認識で機器を操作できるようにしていく。同社は顧客に電力供給や物販などのサービスを提供するライフデザイン事業を成長戦略に掲げており、その一環として収益源に育てる。利用料は月490円(消費税抜き)。ほかに機器の代金が必要になる。
新サービスは「au HOME」。7月下旬をめどに提供を始める。自宅に窓の開閉センサーやネットワークカメラを設置すると、スマホの専用アプリケーション(応用ソフト)を通じて窓の開閉状況を確認したり、カメラを通じて自宅にいる家族と会話したりできる。今後はグーグルの会話型人工知能(AI)「グーグルアシスタント」と連携し、音声認識で機器を操作できるようにしていく。
KDDIの田中孝司社長は同日都内で会見し「IoTの技術を使って家の中の生活を豊かにしたい。(au HOMEに)力を入れていく」と意気込んだ。
(2017/5/31 05:00)