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[ 科学技術・大学 ]
(2017/6/13 05:00)
情報通信研究機構サイバーセキュリティ研究室は、標的型攻撃などのサイバー攻撃対策として、攻撃者の挙動をリアルタイムに把握する技術を開発した。攻撃者を誘い込む「模擬環境」を自動的に構築し、その挙動を長期的に分析する。セキュリティー関連組織と共有すれば、企業のセキュリティー向上に貢献する。
開発したのは、サイバー攻撃誘引基盤「スターダスト」。政府や企業などの組織を精巧に模擬したネットワークに攻撃者を誘い込み、その攻撃活動を攻撃者には察知できない(ステルス)ように長期観測する。
攻撃を誘引することにより、標的型攻撃の実データセットが得られるため、対策技術の開発の進展にもつながる。攻撃者の組織侵入後の詳細な挙動の把握は従来、収集が難しかった。
(2017/6/13 05:00)